12月2日

本校が平成21年度から毎年実施している米国ハワイ州での修学旅行に今年も元気に出発しました。

まずはバスで成田国際空港に移動します。途中高速道路からは東京タワーや、東京ディズニーリゾートが見えたりして、一体何をしにきたのかわからなくなりますが、成田が近づくにつれ、いよいよ身が引き締まります。

搭乗開始時間までは空港のビル内を散策して過ごします。新しいウイングにはモダンなデザインの空間があちらこちらにあり、出発前からテンションが上がります。

飛行機の窓側に座った人がよく撮る空の写真ですが、そこに写る白い雲がハワイ諸島に近づくにつれて、どんどん増えていきました。これはもしかしたら天気が良くないということなのでしょうか。

果たして天気はあまり良くありませんでした。傘をさしながら真珠湾で平和学習です。向こうにアリゾナメモリアルが見えます。

大平洋戦争からペルシャ湾岸戦争に至るまで長い就役期間を持つ米国戦艦ミズーリです。今回ブリッジ(艦橋)が修復中でした。手直しを受けてさらに現役を続けるのだと思われます。かつて私たちにとっては敵の船でしたが、今は2つの国を結ぶ平和の語り部として真珠湾に浮かびます。

この日チェックインしたホテルはカラカウア大通りにあるシェラトンプリセンスカイウラニホテルでしたが、キャリアセミナーは少し歩いたところにあるヒルトンワイキキビーチホテルのバンケットルームをお借りして行われました。

日本を離れて活躍される社会人の方々を講師にお迎えし、人生には様々な生き方があることを学ぶキャリア教育です。顔ぶれは豪華で、ハワイでウクレレを製造される方、エステティックの方、フラの方、旅行業の方など。また、静岡でもそのお声を聞くことができるレイコ・T・ロジャースさん(「サタデーモーニングロミロミ」K-MIX 土曜 7:00AM)が来てくださいました。

ここでのお話をしっかり聞き、次の日に行われる交流プログラムでその内容を英語で説明しなければならないため、必死です。時差の関係で最も眠いはずの時間帯でしたが、みんな頑張りました。

修学旅行2日目は交流プログラムです。わざわざ遠いハワイまで来たのもこれが目的と言えます。ハワイ大学に通っておられる学生さんたちに来ていただき、グループに1人ずつ付いてもらいました。

学生さんたちはそれぞれ様々な民族的、文化的バックグラウンドを持っており、それをプレゼンテーションの形で教えてもらいました。こちらからは前日聞いたキャリアセミナーでのお話をハワイ大学の学生さんたちに話しました。

最後はこの日学んだことを紙にまとめ、他のグループに英語で発表しました。この2日間でどれだけ頭を使ったでしょう。みんなヘトヘトでしたが、終了後の充実した顔が全てを物語っていました。何よりも、自分の話す英語がちゃんと通じるという感覚を得たことが大きな成果といえます。

バスで帰るまでの時間、学生さんたちにハワイ大学のキャンパス内を案内していただきました。まずはその広さに驚きます。

午後は班ごとで行動します。あらかじめ立てておいた計画に沿って、いろいろな場所を見て回りました。

多くの班がホノルル動物園や水族館、イオラニ宮殿、出雲神社、アラモアナセンターなどを訪れましたが、実はこのホノルル美術館がオススメです。料金も手頃で、ゆったりと極上のハワイの空気感を味わうことができます。

訪れる人は少ないと思いますが、ホノルルハーバーです。昭和23年の岡晴夫さんの大ヒット曲、「憧れのハワイ航路」という歌がありましたが、おそらく横浜港を出た船が着くとしたら場所はここだったはずです。ただし、終戦からわずか3年後に横浜〜ホノルル間の定期航路があるはずもなく、また、わずか7年前にこの島を襲撃した国民が船から降りてくる光景は想像もできません。あくまでも明るい未来を夢見た作詞家の気持ちを歌ったにすぎないのでしょう。しかしながら、ハワイへの船旅がこれから実現しないとは断言できません。むしろ、飛行機では味わえない魅力が船舶にはあり、もしかしたらビジネスチャンスかもしれませんね。

12月のワイキキビーチでは、午後5時50分ごろ日没を迎えます。その間際の空の美しさを言葉で表すのは難しいですが、ハワイが持つ「楽園感」の1つがこれであることは否定できない気がします。

3日目を迎えました。それぞれ班ごとに選んだアクティビティにトライしました。写真はダイヤモンドヘッドに登るグループです。他にもマリンスポーツ、シーウォーカー(海中散歩)などのグループに分かれました。

ダイヤモンドヘッドに行ったグループは比較的早く終わってしまうため、特別にカハラホテルを見学させてもらいました。このホテルは格式が高く、大統領経験者や天皇陛下、ハワイ大学に招聘された川端康成氏などが滞在されました。よくお正月に、日本から芸能人の方々がハワイに行かれますが、このホテルに滞在するケースが多いようです。ホテル内にイルカ、亀、エイなどを飼育しておられます。

ホテルの外にはほぼプライベートビーチと言ってもいいような空間が広がります。みんなしばし靴を脱いで海の感触を楽しみました。

午後は前日同様、班別研修となります。この頃になると、もうドルでの支払いや、レストランでのチップや、店員とのやりとりの仕方がわかってきて、街を歩くのが楽しくなります。

アラモアナセンターには複数の商業コンプレックスが集まっていて、今どこにいるのかわからなくなるほど広いです。言うなれば、銀座の街と郊外型の大型店舗が合体したようなものでしょうか。

ついに4日目、ハワイでの最終日となりました。空港へ向かう途中、有名なモアナルアガーデンに立ち寄り、アメリカンモンキーポッド(いわゆる日立のコマーシャルの木)の前で写真を撮りました。もともとハワイ王家の屋敷跡だけあり、園内は広々としていて気持ちがいいです。

ダニエル・K・イノウエ空港です。ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港のような名前が付きました。出発前の最後の買い物に精を出しました。減らそうと思った硬貨が逆に増えてしまったりします。